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スティーヴン・D・レヴィット/スティーヴン・J・ダブナー

ヤバい経済学 [増補改訂版]

ヤバい経済学 [増補改訂版] 人気ランキング : 1402位
定価 : ¥ 2,100
販売元 : 東洋経済新報社
発売日 : 2007-04-27
発送可能時期 : 通常24時間以内に発送
価格 : ¥ 2,100
人間の本質を探る経済学

凄く面白かったです。この本を読んで、確実に賢くなったと思います。
経済学といっても、むしろ人間心理を理解する上で役に立ちそうです。
経済は人間の実際の姿を反映しているので、当然といえば当然なんでしょうが。

人間というのは、インセンティブで動く、何がインセンティブになるかは、その人しだい。
だが、インセンティブで動かない人はいない。
これを徹底して検証しています。
お相撲さんとか先生とか麻薬の売人などなど、どれも面白いです。

人が何を理由に行動するのかに、私はとても興味があるので、ぜひぜひこれからもいろんな
検証をして、また本にして欲しいです。
定説や、専門家に騙されないために、世の中を賢く生きていくために、とてもおススメな本です。

これはスタンダードな応用経済学の副読本です

ヤバい経済学(Freakonomics)というタイトルにはなっていますが、このタイトルには、実はこれがスタンダードな経済学だ、という思いが多分込められています。この本に対するよく見かける評論は、これは標準的な経済学ではない、というものですが、的外れです。おそらくこの本が伝えたいことの一つは、経済学は、おカネとか景気とかだけでなく、人間に関する行動を考察する枠組みだということです。全く同じ趣旨のことを、Gary Becker教授が、ノーベル賞受賞講演でしています。数年前に、彼らは、「価格理論推進プロジェクト」を立ち上げました。これは想像ですが、邦訳の「ヤバい」という言葉には、多分反語的な意味もあって、「すごい」という意味も込められている感じがします。そういう意味では名訳だと思います。多くの方々に読まれることを希望します。

統計で物事の常識を覆す

「道徳」は世の中がどうあって欲しいかを示すものである。一方で、経済学は世の中が「実際にはどうであるか」を表している。

本著のデータによれば、日本の大相撲では八百長が存在していることを明確に示している。八百長報道があった後は、7勝7敗で千秋楽を迎えた力士の、8勝6敗の力士に対する勝率はいつもの80%ではなくて、50%になる。つまり八百長報道があった直後においてのみ、力士間の取引が成立せず「実力」で勝負するのである。その他、常識や希望的観測が間違っている例が本著には列記されている。知的生産を行う人、ビジネスマンは必読であると言えよう。

経済学:複雑な世の中の見通しをよくする素敵な手段

問題解決のために必要なのはどっちなんだろう?

1.思想的に正しい動機や目的?
2.現実的なコスト計算やトレードオフの分析?

1.の人はやる気は十分で声も大きい
2.の人は、知識先行、実行力があんまりで、声も小さい

このくそったれな世の中を少しでもよくしたいとちょっとでも思うんなら
他の誰かが衝撃的な映像や優しいイメージや言葉を使って、大きな声で叫んでる意見から自分がキモチイイものだけ受け入れれば良いわけじゃない。
それが現実的実行力を持っている保証はどこにある?僕らは優しくだまされてるとしたら?

地球温暖化って何?レジ袋を断ると石油が節約できる?
出来たとしてそれがどれくらい二酸化炭素の排出抑制になる?
もったいないってすごくいい言葉だ。間違いない。
でも今やってるその行動その実効性についてもうちょっと自分で考えてみたっていいと思う。

問題を分析して、まともな解決策を提示するための手法として経済学は使える。
一度読んでみて欲しい。経済学に対するイメージがきっと変わる。

経済学から程遠いヤバさが面白い

経済学というよりもっと身近な題材を分析した娯楽読み物といった感じ。

犯罪件数を下げた要因として数々の論理が組み立てられたが、一番の要因は「中
絶が合法化したことで、未来の犯罪を犯す少年少女の生存をとめたことだ」など
視点がすごく興味深いところからデータに基づいた調査結果を論じている。

経済を読む上で大事な事は、世の中の情報に振り回されることなく、自分の観点
で物事を確認し、何が重要であるかを自分で決めることだ、と思う。
この本はそういう意味でも世の中の通説からいい意味で外れた見方をしているし、
新たな観点を導き出している。
全ての人間はインセンティブのために行動をするから。
お金はそういった人々の思惑によって動かされているのだ、というのを伝えてい
る。

ただ、内容がアメリカに固執してしまっているために、黒人・白人の人種差別問
題や子供の名前の付け方が頭の悪さと関係するか、などアメリカ的すぎてしまう
ために、読んでいて疲れてくるところもたまにある。

これが経済学か、と言われるとどうなのかはわからないが、情報の分析力の高さ
と視点の独自性は高く評価されるべき内容だろう。

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